素材 | 千葉セラミック工業株式会社

取扱素材

千葉セラミック工業（株）では、一般的な素材はもちろん、製品に最適化した特性をもたせた素材の開発も行っています。共同開発のご要望など、臨機応変なご対応が可能です。

素材ラインナップ

アルミナ系

ジルコニア系

フォルステライト系

ステアタイト系

チタン酸バリウム

チタン酸ストロンチウム

チタン酸アルミ

マコール

機能性セラミック

開発原料

アルミナ系（Al2O3)/強化アルミナ系

アルミナ系の特徴

サファイヤと同じ結晶、コランダム（α- Al2O3）の結晶体です。機械的強度が高く、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持ち、耐磨耗性・熱伝導性・耐熱性に優れ、化学的に極めて安定しています。電気的にも高温絶縁性や高周波特性に優れています。

使用事例

電気絶縁材料、生体材料、構造材料、電子部品材料等

強化アルミナ系の特徴

アルミナにジルコニアを添加し、緻密に焼結させた強化アルミナです。従来のアルミナに比べて、機械的強度、破壊靭性が高く、特に対衝撃部材、対磨耗部材の用途に向いています。

材質特性 CHARACTERISTICS OF MATERIAL					アルミナ（Al2O3) ALUMINA
千葉セラNo. CHIBACERA No.					A-396	A-399	A-799
純度 PURITY			％		96	99.5	99.9
かさ比重 SPECIFIC GRAVITY			ｇ/ｃｍ³		3.8	3.9	3.97
吸水率 WATER ABSORPTION			％		0	0	0
MECHANICAL PROPERTIES 機械的特性	ビッカース硬度 HARDNESS(V)		荷重4.9N GPa		15.5	16.0	19.5
	曲げ強度 FLEXURAL STRENGTH		MPa		330	320	350
	圧縮強度 COMPRESSIVE STRENGTH		MPa		2100	2400	2400
THERMAL PROPERTIES 熱的特性	熱膨張係数 THERMAL EXPANSION		40～ 800℃	×10^-6/℃	7.6	7.7	7.7
	熱伝導率(20℃) THERMAL CONDUCTIVITY		W/m･K		21	25	25
	比熱 SPECIFIC HEAT		Ｊ/Ｋｇ・K		790	790	790
	安全使用温度 SAFTY OPERATION TEMP.		℃		1500	1500	1500
ELECTRICAL PROPERTIES 電気的特性	絶縁耐力 DIELECTRIC STRENGTH		KV/mm		10	10	10
	VOLUME RESISTIVITY 体積固有抵抗	20℃	Ω・ cm		>10¹⁴	>10¹⁴	>10¹⁴
		300℃			10¹⁴	10¹⁴	10¹⁴
		500℃			10¹¹	10¹¹	10¹¹
	誘電率 DIELECTRIC CONSTAT (at 1MHz)				9.6	9.7	–
	損失係数 LOSS FACTOR (1MHz)		×10^-4		19.0	19.0	–

ジルコニア系(ZrO2)

ジルコニア系の特徴

ジルコニアは、常温から高温になるにつれて結晶系が変化します。これにイットリウム等を加えて加熱、反応させると高温の相が常温でも安定化し、立方晶あるいは正方晶系の個溶体を形成します。

このうち、部分安定化ジルコニアは高強度・高靭性材料として広く知られ、刃物や粉砕部材等に使用されており、近年では光ファイバー部品や生体材料、宝飾品にも用途が広がっております。

材質特性 CHARACTERISTICS OF MATERIAL					ジルコニア (ZrO2) ZIRCONIA
千葉セラNo. CHIBACERA No.					Z-304
かさ比重 SPECIFIC GRAVITY			ｇ/ｃｍ³		6.03
吸水率 WATER ABSORPTION			％		0
MECHANICAL PROPERTIES 機械的特性	ビッカース硬度 HARDNESS(V)		荷重4.9N GPa		13.0
	曲げ強度 FLEXURAL STRENGTH		MPa		600
	圧縮強度 COMPRESSIVE STRENGTH		MPa		–
THERMAL PROPERTIES 熱的特性	熱膨張係数 THERMAL EXPANSION		40～ 800℃	×10^-6/℃	11.0
	熱伝導率(20℃) THERMAL CONDUCTIVITY		W/m･K		3.0
	比熱 SPECIFIC HEAT		Ｊ/Ｋｇ・K		–
	安全使用温度 SAFTY OPERATION TEMP.		℃		1250
ELECTRICAL PROPERTIES 電気的特性	絶縁耐力 DIELECTRIC STRENGTH		KV/mm		–
	VOLUME RESISTIVITY 体積固有抵抗	20℃	Ω・ cm		–
		300℃			–
		500℃			–
	誘電率 DIEKECTRIC CONSTAT (at 1MHz)				–
	損失係数 LOSS FACTOR (1MHz)		×10^-4		–

フォルステライト系（2MgO・SiO2)

フォルステライト系の特徴

滑石とマグネシヤ、又は、硅石と海水マグネシヤが主原料で、正ケイ酸マグネシウム（2MgO・SiO2）の結晶が主体です。高周波特性が特に優れ、高温絶縁性にも優れています。また、表面状態が平滑であることも大きな特徴の一つです。

材質特性 CHARACTERISTICS OF MATERIAL					フォルステライト（2MgO・SiO2) FORSTERITE
千葉セラNo. CHIBACERA No.					F-α100
かさ比重 SPECIFIC GRAVITY			ｇ/ｃｍ³		2.8
吸水率 WATER ABSORPTION			％		0
MECHANICAL PROPERTIES 機械的特性	ビッカース硬度 HARDNESS(V)		荷重4.9N GPa		7.8
	曲げ強度 FLEXURAL STRENGTH		MPa		145
	圧縮強度 COMPRESSIVE STRENGTH		MPa		1150
THERMAL PROPERTIES 熱的特性	熱膨張係数 THERMAL EXPANSION		40～ 800℃	×10^-6/℃	10.0
	熱伝導率(20℃) THERMAL CONDUCTIVITY		W/m･K		3.3
	比熱 SPECIFIC HEAT		Ｊ/Ｋｇ・K		–
	安全使用温度 SAFTY OPERATION TEMP.		℃		900
ELECTRICAL PROPERTIES 電気的特性	絶縁耐力 DIELECTRIC STRENGTH		KV/mm		10
	VOLUME RESISTIVITY 体積固有抵抗	20℃	Ω・ cm		>10¹⁴
		300℃			10¹³
		500℃			10¹⁰
	誘電率 DIEKECTRIC CONSTAT (at 1MHz)				6.7
	損失係数 LOSS FACTOR (1MHz)		×10^-4		13.4

ステアタイト系（MgO・SiO2)

ステアタイト系の特徴

滑石（タルク）が主原料で、エンスタタイト（MgO・SiO2）の結晶が主体。硅石と海水マグネシヤの合成材料も使用されます。高温における絶縁性、及び高周波特性にも優れています。素地は緻密均質で化学的にも安定し、耐酸性にも優れています。

材質特性 CHARACTERISTICS OF MATERIAL					ステアタイト（MgO・SiO2) STEATITE
千葉セラNo. CHIBACERA No.					S-102	S-103
かさ比重 SPECIFIC GRAVITY			ｇ/ｃｍ³		2.7	2.7
吸水率 WATER ABSORPTION			％		0	0
MECHANICAL PROPERTIES 機械的特性	ビッカース硬度 HARDNESS(V)		荷重4.9N GPa		6.3	6.8
	曲げ強度 FLEXURAL STRENGTH		MPa		145	145
	圧縮強度 COMPRESSIVE STRENGTH		MPa		1250	1250
THERMAL PROPERTIES 熱的特性	熱膨張係数 THERMAL EXPANSION		40～ 800℃	×10^-6/℃	7.8	7.8
	熱伝導率(20℃) THERMAL CONDUCTIVITY		W/m･K		2.5	2.9
	比熱 SPECIFIC HEAT		Ｊ/Ｋｇ・K		–	–
	安全使用温度 SAFTY OPERATION TEMP.		℃		1000	1000
ELECTRICAL PROPERTIES 電気的特性	絶縁耐力 DIELECTRIC STRENGTH		KV/mm		10	10
	VOLUME RESISTIVITY 体積固有抵抗	20℃	Ω・ cm		>10¹⁴	>10¹⁴
		300℃			10¹¹	10¹¹
		500℃			10⁸	10⁸
	誘電率 DIEKECTRIC CONSTAT (at 1MHz)				6.2	6.3
	損失係数 LOSS FACTOR (1MHz)		×10^-4		37.2	38.0

チタン酸アルミ系（Al2TiO5）

チタン酸アルミ系の特徴

熱膨張が低いため、高い耐熱衝撃性を有します。この材料の一番の特徴は、チタン酸アルミの焼結中に長石系を溶解させることにより、従来のチタン酸アルミに比べ、機械的特性、熱分解性に優れた使いやすい材料となっております。

チタン酸バリウム系
チタン酸ストロンチウムの特徴

極めて高い比誘電率を持つことからセラミックコンデンサ等の誘電体材料として使用されています。千葉セラミック工業（株）では、お客様のニーズに合わせ、比誘電率を調整する事が可能です。

開発原料

さまざまなニーズに対応する原料開発も

求められる特性や耐久性などをヒアリングして、最適な原料の共同開発も行っております。創業62年の経験から最適解をご提供いたします。さまざまなご要望にお答えしてきた経験豊富な技術スタッフが、お客様からのご相談を心待ちにしております。

取扱素材

素材ラインナップ

アルミナ系（Al2O3)/強化アルミナ系

アルミナ系の特徴

使用事例

強化アルミナ系の特徴

ジルコニア系(ZrO2)

ジルコニア系の特徴

フォルステライト系（2MgO・SiO2)

フォルステライト系の特徴

ステアタイト系（MgO・SiO2)

ステアタイト系の特徴

チタン酸アルミ系（Al2TiO5）

チタン酸アルミ系の特徴

チタン酸バリウム系 チタン酸ストロンチウムの特徴

開発原料

さまざまなニーズに対応する原料開発も

チタン酸バリウム系
チタン酸ストロンチウムの特徴